既存防振床の弱点を克服した画期的システム
集合住宅における床衝撃音対策やスタジオ、音楽練習室などの防振・防音対策用に開発された防振システ
ムです。いわゆる「浮床」構造にすることで振動の伝達をシャットアウトし、快適な空間を作ります。
外部からの振動・騒音に対しても有効な浮き床を構成します。
従来工法の問題点
高層建築では高さ制限やコストなどより、1フロアーの階高ができるだけ低くなるように、一方で居住性から室内の天井高をできるだけ高くしたいと設計者は考えています。
したがって、RC直に天井や床を仕上げる工法が多くなっておりその結果、当然音響性能が低下するため苦情も多くなっています。
床に配管などがある場合に簡単な従来のユニットフロアーなどを使用すると、かえって悪影響を及ぼしスラブだけよりも音響性能が低下する場合があります。
従来の防振ユニットフロアーは、防振ゴムの硬度が高くて性能が良くなかったり性能をあげるために硬度の低い(柔らかい)ゴムを使うことで、歩行時に違和感が生じ、家具などが傾いたりぐらぐらしたりするなどの問題が非常に多いものでした。
さらに、床衝撃音対策だけのもので、外部からの騒音や機械振動、列車などの振動対策には対応できません。
これらの問題の改善策、それが「アコス防振フロアーシステムAVS-L」
- 上部加荷重の大きさに左右されず、変位量(たわみ量)を自由に設定でき、上部荷重が小さくても、固有振動数を低く設定できるため(Fn=6.9Hz~)、良好な防振性能が得られます。
- 従来の浮き床工法よりも高さが低く設定できる。(床高さ120㎜~)
- 現場作業が簡単で工期が短縮できる。
- 乾式浮き床、湿式浮き床に対応。
アコス防振フロアーシステムAVS-L 施工方法
アコス防振フロアーシステムAVS-L 施工例
アコス防振フロアーシステムAVS-L 標準仕様
AVS-LS
長さL | 品番 | 防振ゴム | 許容荷重 |
2000mm | AVS-L2000S | 4カ所 | 400kg |
1400mm | AVS-L1400S | 3カ所 | 300kg |
800mm | AVS-L 800S | 2カ所 | 200kg |
600mm | AVS-L 600S | 2カ所 | 200kg |
450mm | AVS-L 450S | 2カ所 | 200kg |
200mm | AVS-L 200S | 1カ所 | 100kg |
AVS-LL
長さL | 品番 | 防振ゴム | 許容荷重 |
2000mm | AVS-L2000L | 4カ所 | 2000kg |
1400mm | AVS-L1400L | 3カ所 | 1500kg |
800mm | AVS-L 800L | 2カ所 | 1000kg |
600mm | AVS-L 600L | 2カ所 | 1000kg |
450mm | AVS-L 450L | 2カ所 | 1000kg |
200mm | AVS-L 200L | 1カ所 | 500kg |
アコス防振フロアーシステムAVS-L 使用例
壁や天井の防振支持として使用した例です。