ピアノ防音工事
〜ピアノ防音工事で音響空間の質を上げ、上質さがもたらす日常を体感下さい〜
プロユースのスタジオやホールなどの設計・施工で長年培ったノウハウをみなさまの暮らしに役立てたいと、一般住宅用の防音工事にも多くの実績を上げています。
ピアノ、ヴァイオリン、サックスなどの楽器練習室など数多くの実績から自信を持ってお勧めいたします。
「アコスパネカットシリーズ」は賃貸マンションのピアノ防音室など、引越する場合でも分解し移動が可能です。
ピアノ演奏でこんなお悩みありませんか?
・夜中でも周りを気にせずピアノや楽器演奏の練習をしたい
・ピアノの演奏音が部屋中で反響してしまい耳心地が悪く聴き取りづらい
・ピアノ防音室を作ることによって部屋が狭くなり圧迫感が出てしまいそう
・ピアノ演奏中に外からの音が気になって練習に集中出来ない
・ピアノや楽器を天敵である湿気から遠ざける防湿にも配慮したい
ピアノ防音工事3つのポイント
①遮音
遮音は室内の音が外部へ漏れない様にすること、外部の音が室内に入らない様にすることが基本となります。ピアノ室でも基本的には音源の音量を目安に目的や予算に応じて設定して行きます。使用時間や隣接する室、近隣の状況などを加味して遮音性能を設定しますが、過度な設計とならない様予算に応じた設計も必要となります。
当社では対策前・後の遮音性能のシミュレーションを行い、事前に効果を予測したご提案をいたします。対策前・後の測定を行うことも可能です。
ピアノ室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。これにより、隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、D-60~D-65程度が目標値となります。
遮音性能D値とは
遮音性能の評価として、図-1に示すJIS A 1419-1(2000)『建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法−空気音遮断性能』に示される空気音遮断性能を評価するための基準曲線を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る等級曲線をその等級と評価します(各周波数2dB許容)。図-1で示した例ではD-40となります。また、遮音等級D値について表-2の評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価します。
②防振
ピアノから発生する音には、空気を伝わる空気伝搬音とピアノの打鍵音や低音域が振動となって建物を振動させる個体伝搬音とがあります。
空気伝搬音は遮音性能を上げる事で遮断出来ますが、個体伝搬音を抑える為には防振構造と言って部屋を浮かせる必要があります。
具体的には、防振ゴムを使用して床や天井を浮かせる構造となり、防振と言ってもただゴムを挟めば良いと言う訳ではなく、建物や選定した遮音構造に応じた適切な防振ゴムの選定が必須となります。即ち適切な防振設計が部屋の遮音性能に大きく影響します。ピアノでも50Hz以下の低周波数の音が発生しますので、適切な防振ゴムではない、あるいはグラスウールを敷いただけの浮き床の場合、低音域で共振してしまい低音は聞こえると言う現象が起きます。仮に遮音性能はD-65を満たしていても、D値は125Hzからの規格ですので、それ以下の周波数はかなり悪い遮音性能となってしまいます。
遮音・防振と言っても建築物の条件や使用する材料について、音響的に専門的な知識や経験が必要となります。
③吸音・音響
ピアノ室では、吸音も大切ですが、吸音しすぎてデッドな空間ではつまらない音響空間になってしまうため、音楽ホールなどと同様に響きを大切にした音響設計を行います。
室内の響き具合の目安に残響時間と言う定義があります。これは60dB減衰するまでの時間を表し、室の容積が大きい程残響時間は長くなります。
使用する室の容積や目的によって、最適残響時間は異なり、ピアノ室に適した残響時間を設定し、部屋の内装材を選定して行きます。
残響時間を最適なものにしただけでは、フラッターエコーなどの音響障害が発生することがあります。フラッターエコーとは平行する壁や天井、床に音が反射し、反射した音がさらに反射を繰り返す事で起こる不快な音響障害の事です。風呂場で歌ったりする時にも起きるもので、普通の部屋で手を叩くと"ビーン"と言った音が断続的に聞こえる様な感じになります。
これをコントロールするには、平行する対面に吸音材をランダムに配置する、平行面をなくす(壁や天井に斜めにする)、拡散板を適度に設ける(ホールの壁や天井にある凸凹したものが例です)など様々な技術が必要とされます。
当社では対策前・後の残響時間のシミュレーションを行い、事前に効果を予測したご提案をいたします。対策前・後の測定を行うことも可能です。
一言に音響調整と言っても、感覚的な要素も多分にあるため、施工途中でユーザー様に実験して頂く場合もあります。
ピアノ防音工事の費用
6畳間で200万円〜
ピアノ防音工事の流れ
お客様のご相談・お申し込みから、設置・施工完了までの流れをご説明します。
下記の流れは一例です。そのほかに必要な工程などがありましたら、ケースに応じて対応することも可能です。
STEP1
ご相談
音に関するお悩みやご希望なら、防音工事に関することなら何でもお気軽にご相談ください。
また、お部屋の目的やご要望をお聞かせください。
STEP2
計画・設計
お部屋の広さ・構造・楽器の種類など各条件をもとに、音響性能を綿密に考慮した基本設計案を作成いたします。
STEP3
ご提案
ご要望・ご予算に合わせ、最適なプランをご提案させていただきます。この際に遮音性能、残響時間など音響諸条件について計算してご説明いたします。
STEP4
ご契約
関設計案・お見積書を十分にご検討いただき、ご契約をさせていただきます。
STEP5
施工
ご経験豊かな弊社スタッフが、責任をもって施工をいたします。
STEP6
音響測定
設計通りの音響性能が担保できているか測定して確認いたします。
STEP7
アフターケア
施工後のメンテナンスは、万全の体制でおこないます。
よく頂くご質問
打ち合わせや現地を調査するのに費用はかかりますか?
関東圏外や遠方の場合は費用をいただく場合がございます。
時間の制限なく演奏可能な防音室は作れますか?
はい。各用途に合わせた防音設計をさせていただきます。
弊社では24時間演奏可能な防音賃貸マンションを運営しております。
防音設計のみの依頼は可能ですか?
弊社では遮音性能値を含む工事を責任施工で行っておりますので設計のみ(企画段階からの設計協力を除く)というのは基本的に行っておりません。
関東以外でも対応出来ますか?
対応しております。過去40年間、日本全国対応してきた実績があります。
工事期間は一般的にどのくらいかかりますか?
一般的に6畳1室あたり14~20営業日必要となります。パネル工法(ユニット式)の場合では3〜5営業日必要となります。
ピアノ演奏室の防音工事事例
ピアノ防音工事実績
金子邸ピアノ室防音工事 | 1987年5月 |
林邸ドラム練習室防音工事 | 1988年6月 |
国分寺女子ハイツピアノ練習室防音工事 | 1988年9月 |
カーサ九段坂ピアノ練習室防音工事 | 1989年1月 |
ヤマハ音楽センター横須賀ピアノ教室防音工事 | 1989年3月 |
ヤマハ音楽センター鎌倉ピアノ教室防音工事 | 1989年12月 |
駒沢邸ピアノ室防音工事 | 1990年3月 |
河本邸ピアノ室防音工事 | 1990年8月 |
敷島歌謡教室防音工事 | 1990年9月 |
坂本邸ピアノ室防音工事 | 1991年3月 |
新藤邸ピアノ室防音工事 | 1991年7月 |
黒田邸ピアノ室防音工事 | 1991年12月 |
ライオンズマンション狭山ピアノ練習室防音工事 | 1992年2月 |
新松戸音楽教室防音工事 | 1992年2月 |
常森邸ピアノ室防音工事 | 1992年3月 |
門馬邸ピアノ室防音工事 | 1992年3月 |
幸邸シンセサイザー 室防音工事 | 1992年5月 |
土持邸シンセサイザー 室防音工事 | 1992年8月 |
田中邸フルート練習室防音工事 | 1992年10月 |
小池邸ピアノ室防音工事 | 1993年2月 |
近藤邸ピアノ室防音工事 | 1993年4月 |
ピアノアートサロン音楽教室防音工事 | 1993年9月 |
桐朋音大横浜音楽教室防音工事 | 1993年10月 |
日野市生活保険センター音楽室防音工事 | 1994年2月 |
塚野邸ピアノ室防音工事 | 1994年3月 |
鶴見音楽センターピアノ室防音工事 | 1994年4月 |
麻布音楽教室防音工事 | 1994年5月 |
上福岡ピアノマンション防音工事 | 1994年10月 |
高崎短期大学ピアノ練習室防音工事 | 1995年12月 |
金沢シーサイドミュージックスクールピアノ室防音工事 | 1996年2月 |
福島県立石川高等学校音楽室防音工事 | 1996年5月 |
麻布音楽教室ピアノ練習室防音工事 | 1996年9月 |
千葉大学音楽棟ピアノ練習室防音工事 | 1996年10月 |
実践女子学園音楽練習室防音工事 | 1997年1月 |
松川マンションピアノ室防音工事 | 1997年2月 |
中島邸ピアノ室防音工事 | 1997年3月 |
拓殖大学音楽教室防音工事 | 1997年3月 |
コープ野村ピアノ室防音工事 | 1997年10月 |
成蹊大学音楽部室防音工事 | 1998年1月 |
藤和ハイタウン荻窪駅前ピアノ室防音工事 | 1998年2月 |
桜美林大学学生会館放送室防音工事 | 1998年2月 |
成蹊学園中、高等部音楽室防音工事 | 1998年3月 |
拓殖大学音楽部室防音工事 | 1998年3月 |
有馬保養所瑞宝園カラオケルーム防音工事 | 1998年4月 |
東洋大学音楽部室防音工事 | 1998年4月 |
グランドメゾン藤沢防音工事 | 1998年8月 |
新田邸防音工事 | 1998年10月 |
平田邸ピアノ室防音工事 | 1998年12月 |
区立練馬体育館音響改修工事 | 1999年2月 |
岩佐邸ピアノ室防音工事 | 1999年11月 |
紀平邸ピアノ室防音 アコ防設置工事 | 1999年12月 |
ドーミー川越 楽器練習 アコ防設置工事 | 1999年12月 |
不破邸バイオリン練習室 アコ防設置工事 | 1999年12月 |
目黒中村邸トロンボーン練習室防音工事. | 2000年7月 |
藤和西荻南林邸バイオリン練習室防音内装工事 | 2001年11月 |
阿久津邸(マンション)ピアノ室 アコ防設置工事 | 2002年9月 |
六本木六丁目6-6計画住宅棟ピアノ室 アコ防設置工事 | 2002年11月 |
高橋邸ドラム練習スタジオ新築工事 | 2002年12月 |
ドミトリー国分寺 楽器練習 アコ防設置工事 | 2003年4月 |
上田邸(マンション)ピアノ室 アコ防設置工事 | 2004年7月 |
梅津邸 ドラム練習室防音工事 | 2004年10月 |
丸山邸 防音室 アコ防設置工事 | 2004年10月 |
練馬区開進台二中学校 音楽室防音工事 | 2005年8月 |
長谷川邸ピアノ室防音工事 | 2006年3月 |
カーサフジピアノマンション防音工事 | 2006年3月 |
小澤邸ピアノ室防音工事 | 2006年7月 |
浅堀邸ピアノ室 アコ防移設 | 2007年3月 |
上田邸(マンション)ピアノ室 アコ防移設 | 2008年11月 |
レジデンス国立新築工事 ピアノ室 | 2009年2月 |
代田の家 ピアノ室 | 2009年4月 |
三浦邸ピアノ室 | 2009年5月 |
黒澤邸ピアノ室 | 2009年8月 |
森田邸 ピアノ室 | 2010年5月 |
田中邸 ピアノ室 | 2010年6月 |
緑川邸 ピアノ室 | 2010年6月 |
六本木永坂ビル 防音マンション | 2011年3月 |
M邸 ピアノ室 | 2011年5月 |
川島邸 ピアノ室 | 2011年12月 |
豊田計画 リスニングルーム 防音・音響工事 | 2012年4月 |
川島邸 ピアノ室 | 2012年6月 |
佐藤様邸 リスニングルーム防音・音響工事 | 2012年6月 |
まこと幼稚園 遊技場音響対策工事 | 2012年6月 |
岸邸 ピアノ室 | 2013年10月 |
I様邸 ピアノ室 | 2015年3月 |
萩原邸 ピアノ室 | 2015年4月 |
大谷口上町の家 新築工事 防音工事 | 2016年6月 |
自由が丘第7コーポ ピアノ室 | 2017年10月 |
あざみ野 井上邸 ピアノ室 | 2018年9月 |
土岐邸 ピアノ室 | 2019年3月 |
山田邸 声楽・ピアノ室 | 2019年3月 |
軽部邸 ピアノ室 | 2019年6月 |
黒崎様邸 新築工事(ドラム室) | 2020年5月 |
音楽教室Sonoritemusique 防音工事 | 2020年9月 |
桒原様邸 ピアノ室防音工事 | 2021年7月 |