騒音対策

工場、事務所などの近隣への騒音防止など、当社ではISO14000シリーズに準じた防音工事の計画・設計・施工を推進しております。
ISO14000シリーズを取得している、これから取得しようとしていて騒音に問題がある、騒音規制基準を遵守したいという事業者様はぜひ当社にご相談ください。
コンサルティングから測定・計画・設計・施工まで、責任を持って対応させていただきます。

騒音対策でこんなお悩みありませんか？

・近隣から騒音の苦情がある
・役所から騒音規制の指導があり何処に頼めばよいか分からない
・防音壁は高額になるので出来れば避けたい
・対策の前に効果があるか騒音の数値を知りたい
・屋上に空調室外機を設置する予定があり、どれ位の騒音になるか予測して欲しい
・換気口からの音を防ぎたい

騒音対策4つのポイント

①発生音源の騒音対策

騒音対策の基本は、音源の防音対策です。騒音源の機械が特定出来る場合は、防音パネルなどで音源ひとつひとつの対策をおこないます。この対策により、工場から外部へ漏れる騒音レベルの低減及び工場室内の騒音レベルが下がり従業員の作業環境の改善にもなります。自社開発の防音パネル（アコスパネカット）など場所・条件に応じて、その他防音材を検討し、設計いたします。

②建屋の防音対策

工場室内の壁・天井の防音性能を高め、外部に出る騒音レベルを低減します。外部に防音壁を建てるには、費用がかかり、場所などの条件に制約を受ける上に、回折音の影響も大きいため限界があります。屋外防音壁を考える前に、防音パネル・屋内での外壁の遮音補強などで、建屋の遮音性能をアップすることを検討しましょう。

③屋外防音壁

工場内部の防音、建屋の防音などの対策が十分にできない場合や、外部に騒音源がある場合は、隣地境界付近に防音壁を設置し、回折効果により騒音を低減します。防音パネルには鋼製、アルミ製、ポアセルなど現場条件により、最適な騒音対策をご提案させていただきます。

回折効果について

音源と受音点の間に塀などがあると、音は一部遮られながら塀の背後に回り込んでいくため、塀がない場合に比べ受音点の音は小さくなります。このような減す効果を回折減衰と言います。

防音壁の回折効果は下記式により計算します。

ＳＰＬｒ＝ＰＷＬｒ　- ΔＤ　－　ΔＲ

ＳＰＬｒ　：　受音点音圧レベル　dB（A)
ＰＷＬｒ　：　特定施設のパワーレベル　dB（A)
ΔＤ　　　 ：　距離による減衰量
ΔＲ　　　 ：　防音壁による減衰量
ΔＤ、ΔＲの計算の諸源

④騒音規制法

騒音規制法では、各自治体によって工場及び事業所より発生する騒音について規制が行われます。特定施設に該当する設備を設置する工場及び事業所には届出義務が発生します。

騒音の規制基準は下記の表によります。

特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準

　騒音規制法では、機械プレスや送風機など、著しい騒音を発生する施設であって政令で定める施設を設置する工場・事業場が規制対象となる。

 具体的には、都道府県知事（市の区域内の地域については、市長。以下「都道府県知事等」という。）が騒音について規制する地域を指定するとともに、環境大臣が定める基準の範囲内において時間及び区域の区分ごとの規制基準を定め、市町村長が規制対象となる特定施設等に関し、必要に応じて改善勧告等を行う。（出典：環境省ホームページ）

既に稼働している場合でも、新設の場合でも騒音規制基準を上回る場合、行政と相談しながら対策の方法を講じます。

対策前には綿密な計算を行い、対策の効果を予測します。騒音源となる機械の音を測る事が出来れば測定した上で、新規に機械を導入する場合でもメーカーの騒音特性が分かれば計算によって騒音のシミュレーションが可能です。

騒音対策の費用

防音の効果により価格は変動しますが、対策の種類により下記の費用が目安となります。
・発生音源の騒音対策：5万円／㎡～　※１　床面積5㎡の場合で300万円～
・建屋の防音対策：5万円／㎡～　※２
・屋外防音壁：8万円／㎡～　※２
　　※１　アコスパネカットを使用した場合、パネルの面積1㎡当たりの単価
　　※２　壁面積1㎡当たりの単価

騒音対策導入までの流れ

お客様のご相談・お申し込みから、設置・施工完了までの流れをご説明します。
下記の流れは一例です。そのほかに必要な工程などがありましたら、ケースに応じて対応することも可能です。