会議室 / 役員室の防音工事

〜会議室/役員室で会話のプライバシー空間を実現します〜

スタッフが快適な環境で働ける実務空間はもちろん、会議室や役員室など、オフィス空間での防音の要求案件は多岐にわたります。
レイアウト上やむを得ず、会議室や役員室が隣接する場合でも、会話のプライバシーが守られるような空間をご提案します。

会議室や役員室でこんなお悩みありませんか?

・役員室での電話の声が隣の会議室に聞こえてしまう
・会議室での会話が反響して聞き取りにくい
・マイクを使用する大きな会議室で反響して聞き取りにくい
・対策する前に効果を予測して欲しい

会議室 / 役員室防音工事2つのポイント

①遮音

外部からの騒音がなく会議室や役員室の静けさを保つこと。


②吸音・音響

会議室・役員室内の響き具合・余計な反射音がなく、音声が明瞭に聞こえる事。

①遮音

遮音は室内の音が外部へ漏れない様にすること、外部の音が室内に入らない様にすることが基本となります。会議室・役員室の場合は室内で出す音が隣接する部屋で、騒音にならないようにすること、情報漏洩の心配、また外部からの騒音対策や貸会議室のように、複数の会議室が隣接する場合、会議室同士の遮音性能が問題となります。

使用時間や隣接する室、近隣の状況などを加味して遮音性能を設定しますが、過度な設計とならない様予算に応じた設計も必要となります。当社では対策前・後の遮音性能のシミュレーションを行い、事前に効果を予測したご提案をいたします。対策前・後の測定を行うことも可能です。

会議室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。これにより、隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、D-40~D-50程度が目標値となります。

遮音性能D値とは

遮音性能の評価として、図-1に示すJIS A 1419-1(2000)『建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法−空気音遮断性能』に示される空気音遮断性能を評価するための基準曲線を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る等級曲線をその等級と評価します(各周波数2dB許容)。図-1で示した例ではD-40となります。また、遮音等級D値について表-2の評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価します。

図-1 空気音遮断性能(遮音等級曲線)
表-2 空間平均音圧レベル差に関する適用等級

②吸音・音響

会議室では、吸音がないと響きすぎて会話が聞き取りづらく会議に支障が生じます。

室内の響き具合の目安に残響時間と言う定義があります。これは60dB減衰するまでの時間を表し、室の容積が大きい程残響時間は長くなります。

使用する室の容積や目的によって、最適残響時間は異なり、会議室に適した残響時間を設定し、部屋の内装材を選定して行きます。

図-2 最適残響時間

残響時間を最適なものにしただけでは、フラッターエコーなどの音響障害が発生することがあります。フラッターエコーとは平行する壁や天井、床に音が反射し、反射した音がさらに反射を繰り返す事で起こる不快な音響障害の事です。風呂場で歌ったりする時にも起きるもので、普通の部屋で手を叩くと"ビーン"と言った音が断続的に聞こえる様な感じになります。

これをコントロールするには、平行する対面に吸音材をランダムに配置する、平行面をなくす(壁や天井に斜めにする)、拡散板を適度に設ける(ホールの壁や天井にある凸凹したものが例です)など様々な技術が必要とされます。当社では対策前・後の残響時間のシミュレーションを行い、事前に効果を予測したご提案をいたします。対策前・後の測定を行うことも可能です。

会議室 / 役員室防音工事の費用

6畳間で50万円〜

会議室 / 役員室防音工事導入までの流れ

お客様のご相談・お申し込みから、設置・施工完了までの流れをご説明します。
下記の流れは一例です。そのほかに必要な工程などがありましたら、ケースに応じて対応することも可能です。

STEP1

ご相談

音に関するお悩みやご希望なら、防音工事に関することなら何でもお気軽にご相談ください。
また、お部屋の目的やご要望をお聞かせください。

STEP2

計画・設計

お部屋の広さ・目的など各条件をもとに、音響性能を綿密に考慮した基本設計案を作成いたします。

STEP3

ご提案

ご要望・ご予算に合わせ、最適なプランをご提案させていただきます。この際に遮音性能、残響時間など音響諸条件について計算してご説明いたします。

STEP4

ご契約

関設計案・お見積書を十分にご検討いただき、ご契約をさせていただきます。

STEP5

施工

経験豊かな弊社スタッフが、責任をもって施工をいたします。

STEP6

音響測定

設計通りの音響性能が担保できているか測定して確認いたします。

STEP7

アフターケア

施工後のメンテナンスは、万全の体制でおこないます。

会議室 / 役員室の防音工事実績

日本コカコーラTV会議室防音音響工事1992年10月
武蔵野電気通信研究所テレビ会議実験室防音工事1992年12月
茨城電気通信研究所テレビ会議実験室音響工事1994年7月
NTT横須賀研究開発センターテレビ会議室音響工事1996年12月
NTTコムウェア・プレゼンテーションルーム防音工事2002年9月
春日ビル動物病院防音工事2005年9月
日興シティグループ・サービス防音パーテーション2008年9月
日興シティグループ・サービス界壁遮音性能測定調査2008年9月
明治安田生命ビル 音響測定・音響コンサルタント2010年8月
ニコン 音響測定2010年8月
ANAインターコンチネンタルホテル東京 防音引き戸2010年12月
川澄化学工業 会議室・役員室 防音パーティション2015年3月
藤商事埼玉支店 防振床工事2015年5月